つよきす

第三弾 アドベンチャーゲーム 18禁 プレイ期間7/31〜8/7 30時間 チュートリアルを含め全シナリオ読了し全要素解放済み.
プレイ動機はツンデレブームに乗り秋葉原でバカ売れしたという記憶とアニメ化されたことの評価から.
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
テキストがやべぇ. ひたすらに笑える. 次々飛び出す名セリフの数々はとてもじゃないがナンバーワンを選出することなんて出来ないほど. ノリについていけるのなら極上の笑いを享受できるだろう. 半端無い量のパクリネタに対してどれだけ元ネタを辿ることができるか, という点も楽しみ方のひとつになりえる.
そして声優が豪勢だ. つか男性声優が異常. 若本に「らめぇ!」とみさくら語を読ませたり, 子安に「お前!厨房裏で蟹沢をファックしていいぞ!」とか読ませたり軽く鼻水出ました. 女性声優もエロゲ界では有名な人ばかり. 乙女先輩とカニ役はクロハにも出ていた人だが, そのカニのバカさ加減は惚れ惚れするものがある. ハマりすぎ.
画面効果として立ち絵がぷるぷる震えるのが煽りまくるテキストにマッチしていて笑いを誘う. エロシーンでは破瓜してますというのを強調. これも拘りか.
シナリオは強気属性のキャラクターを生かすベクトルに向けられてるので, とりわけ可もなく不可もなく無難にまとめられている.
ツンデレゲーと思われているようだが, ツンデレという意味では攻略可能ヒロイン6人のうちただのひとりだけである. そのひとりがデレに転換した後に飛び出す「えへへ」のセリフ. このわずか3文字の言葉にプレイヤの口許が緩む. 完全なる別人格を演じる様子はさすがプロ. 声優がそういう職種で生業にできるのも頷けると思った瞬間だった.
そんな面白テキスト満載なゲームだが, ひとりだけ毛色の違う展開をみせるヒロインがいる. ほんわかまったりなエンディングに向かっていくのが基本展開のなか, そのルートだけはダーク一直線に墜ちてゆく. しかし最後の最後に魅せる絵と曲と文で調和のとれた演出によるシリアスシーンはこのゲーム屈指の名場面であろう. 自分はたまたま最後に到達したルートだっただけに感無量であった.
では総括. 優良ゲーです. 続編を作って欲しいと思うくらい. ただこの作家と原画の人はそろってソフトハウスをやめてしまったらしいので, 別会社でタッグを組んでゲームを出してくると思います. チョウ期待. ナイスブルマ!